ゲーミングモニターで悩んでませんか?
FPSのゲームをしている方などは、モニターを重要視したりするんじゃないでしょうか?モニターの性能で勝てるようになったりするぐらい重要だったりするので、是非とも拘りたいところでもありますよね。その中でもウルトラワイドのモニターって気になったりしていませんか???モニターが欲しくてAmazonなんかで探していると、ちらほらと見かけますよね。しかも、そこに書いてある謳い文句が、”有利になる”かのようなこと、よく書いてあるから、良いんじゃないだろうかと期待したりすると思うんですよ。
そこで、僕はなんと、2020年の8月から、LGの34インチのウルトラワイドモニターを使ってゲームをプレイしてきましたので、実際どうだったのかを、気づいた点を記事にしてみます。
LGの34インチのウルトラワイドモニター
メーカー:LG
型番は、34UC70GA-B
インチ:34インチ
LG公式サイト
https://www.lg.com/jp/monitor/lg-34UC70GA-B
僕の購入モデルは、現在は廃盤となっているため、参考までに後継であろうモデルはこのあたりになるかと思います。サクッと見た感じスペックは同等。
このゲーミングモニターのスペック
画面サイズ | 34インチ |
解像度 | 2560×1080 |
表面処理 | ノングレア |
パネル | IPS |
リフレッシュレート | 56-144Hz |
アスペクト比 | 21:9 曲面型ウルトラワイドモニター |
視野角 | 178° |
表示色 | 約1677色 |
入力端子 | HDMI×2/Display Port×1 |
出力端子 | ステレオミニジャック/オーディオラインアウト |
寸法(mm) | 831×370×76/スタンド使用時の高さ450-570 |
重量(kg) | 8.6 |
スピーカー | なし |
このモニターの特徴
・解像度は2560×1080なので、4Kには対応しておらず、フルHD(1920×1080p)以上、WQHD(2560×1440)以下といった感じ。ゲーミングモニターということで、4Kに対応するゲームはまだまだ多くないので、4Kに未対応なのは、そんなに困ることはない。フルHD以上の解像度はあるので画質は綺麗。Youtubeではなぜか4Kの解像度が選択できるが、大きく映像が綺麗になっているようには感じられない。
・ディスプレイはノングレアタイプで、反射せず、映りこまなくて、これはかなり良い感じ。
・IPSパネル搭載、特徴は発色が鮮やか。動きに対しては弱いと言われる
・リフレッシュレートは144Hz対応。最大60Hz出力のPS4にはオーバースペックだが、PS5やPCを見据えて良い選択。ちなみにリフレッシュレートとは、1秒間に何枚の画像を表示できるかの数値で144Hzなら144枚。
・21:9の曲面ディスプレイで、通常よりも横に幅広い視野を確保できる。現在の主流のアスペクト比は、16:9。また曲面となっているので、没入感が増すと言われている。
・AMD FreeSync™テクノロジー対応で、僕の環境では使えないけど対応するグラフィックカードなどが用意できるようになればさらに映像がキレイになる、らしい。CPUのRyzenシリーズなどで有名なAMD社。
・HDMI×2/Display Port×1の端子が用意されていて、3つも入力できるのは便利。安価なモデルだと大体2つまで。特に良いのは背面に端子があること。たまにモニターの底面に端子があるパターンとかあるけど、あれは最悪で、底面って視認できないので、抜き差しめちゃくちゃしづらいです。よく思いついたなと思うくらいの悪い仕様なので注意を。あとは、それぞれの端子の間隔が少し狭くて、裏側に手を伸ばして抜き差ししづらく感じるけど、それは裏面だからと言うものあるので、ちゃんと視認しながら挿せれば特に問題はない。
・モニター底面にモード切り替えのスティックがあるが、操作性良くって割と使いやすくて良い。
・カスタマイズ可能な画質モード
”FPS1”、”FPS2″、”RTS”、”ユーザー設定(ゲーム)”という4つのゲーミングモードと、この4種類以外に,”ブルーライト低減モード”、”フォト”、”シネマ”、”色覚調整”,ゲーム用に特化していない”ユーザー設定”も用意されている。ゲーミングモードは、どれに変えてみても明るくなったり、暗くなったりするだけ?あまり違いがわからない。ゲーム好きとしては、購入前はかなりワクワクしたポイントだったのだが。ちなみに、ユーザー設定(ゲーム)”で明るさ、コントラスト、シャープネス、など細かく調整ができるようになっているが、これは全ての項目ではなく、カラー調整という項目に関しては調整できない。
ゲーミングモード以外の5つに関してはお好みで、といった感じか。ただここで一つポイントがあって、こちらのゲームに特化していない”ユーザー設定”であれば、全ての項目の調整ができるようになっているので、こちらで調整すると全てのモードの中で一番細かく調整ができるということは知っておこう。ユーザー設定(ゲーム)との違いは何なのか、気になると思うが、調べてみるとどうやら、輝度?色の種類が少し違うようで、ゲーミングモードの方が青みがかっていると言っている記述も見た。ということから、別のモードという認識で良さそうだ。僕はこっちを使って調整している。
・ブラックスタビライザーという、暗いところを見易くするモードがある。数値を上げると、暗い部分が明るくなるんですが、これもあんま効果がわからないなぁって感じです。暗いところで見やすくなるとかなり有利なので期待してたんですが、、、まぁ黒が見やすくなると謳っているテレビってめっちゃ高いので、この価格のクラスのモニターだと、ソフトウェアで補正するのかな?と推測するけど、やっぱソフトだけでば難しいんじゃないかな?数値を低くすると、暗い部分が暗くなるので、黒が黒っぽく映るようになって、風景なんかはコントラストが上がって綺麗になリます。お好みでって感じです。
・FreeSyncと1ms Motion Blur Reduction
まずFreeSyncについて、”こちらの機能が有効になりますと、ゲームや動画再生中の入力遅延、画面割れ、ちらつきが削減または排除されます。この機能を使うためには、グラフィックスカードが必要になります。”とのことで、あくまで映像に対しての効果ですね。正直わかっていませんので、あまり詳しく書くのはやめておきます。
次に、1ms Motion Blur Reductionについてだが、”映像の残像感を低減する”モードだそう。そう聞くと、残像感がなくなるのがどうなのかは別として、何となく良くなりそうと思いますよね?でも、そうでもないらしくって、この効果は、黒を通常の映像に差し込むことでこの効果を生むらしいのですが、黒を差し込むということはさらなる映像処理をするということのようで、”映像処理のために表示遅延が生じることから,ゲーム分野においては必ずしも効果的とは言えない”というデメリットもあるそうです。あと黒を差し込むからなのか、基本的な明るさが下がるので、暗くなります。なので、暗い所を別の設定で明るくしても、このモードをオンにすると意味ないです。
また、このFreeSyncと1ms Motion Blur Reduction は、両方をオンにすることはできず、常にどちらかはオフになるので、注意が必要です。
・応答速度も選択可能。”速い”、”普通”、”遅い”、”オフ”の4つの中から選べます。効果は肉眼では分かりませんが、気持ちで速いにしています。
注意点として、このモニターには、音声出力の為のスピーカーがついていないので、ヘッドフォンなどを使用せずに音声を楽しみたい場合には、別途スピーカーを購入する必要がある。僕はLogicoolの安い小型の卓上スピーカーを LINE OUTに3.5mmのミニジャックでつないで音声出力している。これ安いのになかなか良くて、良いのをミルケルまでのつなぎにオススメです。
この小型スピーカーは、デザインがシンプルなのが良いところ!!!ボリュームノブが前面の操作しやすい場所についている設計でとても使い易い。
音質としては、スピーカーとして考えると良くない。でもそれが逆に良いんです。僕の使い方は基本的にスピーカーから音を出すことはなくて、出す場合はYoutubeで少し動画を見たり、といった感じなので、音量も十分やし、何より低音がうるさくないので、ライトな使い方にとてもマッチしている。Youtubeの何気ない映像の低音ボンボン聞かされてもうるさいです。音量もまぁまぁ出ます。
もし、もっと低音欲しいなら、下のモデルにすると良いかもです。卓上スピーカーとかで、少し良いものを買いたくなるのは僕だけだろうか。今回はその衝動を抑えれたけど、危うく、こちらのモデルを買ってしまいそうだった。どうせ買うなら良いものを、と思ってしまうんやよなー。
モニターを半年使ってみた感想
ファーストインプレッション
まず届いた時、開封しての印象は、34インチのウルトラワイドは大きいだろうと思っていたが、、、そんなに大きくないな、と思った。
大きいのが欲しかったので少しガッカリした。今現在のテレビ市場などの、テレビの大きさが大き過ぎるから、そう感じたのかもしれない。実際に並べて比べても、少し古い32インチのテレビとほぼ同じ大きさくらいです(画面ではなく、全体の大きさの話)。ベゼルの薄さも関係するが、何より、ウルトラワイドと通常のワイドでは多分規格が違うと思う、だからインチの基準も違うんじゃないか。このモニターの縦幅で言うと、32インチのテレビより、34インチのウルトラワイドモニターの方が狭いという結果で、これはただの調査不足でもあるが、少し驚いた点。
解像度
で実際に設置して、プレイしてみてどうだったのか。。。
今までは一般家庭用のテレビでFPSをプレイしていた為、少し遠くの敵になると全然見えなくて、豆粒やったけど、それが普通のことだと思っていた。ところが、ゲーミングモニターに変えて、それらの敵が見えるようになったのが、一番の利点かな。解像度が上がったので、映像として処理できるようになったんでしょうね。
モニターを変えてからは、割とすぐに効果がでて、今までより当たるようになっって、平均ダメージは上がりました。一気にエイムが良くなった感じで、ハンマー(1ゲーム中に2,000以上のダメージが取れるバッジ)が取れるようになったのは事実。まぁ毎日プレイすることでうまくなったのもあるやろうけど。まぁ、今まではあんなにもこちらからは見えていなかったのに、相手からは見られていたと考えると、そりゃあFPSみたいな打ち合うゲームでは不利だよなぁと実感。
これがまさにPay to Winってやつかー。
ちなみに、今までのテレビはAQUOSの家庭用テレビで、解像度が1,366×768だったので、数値としても解像度は上がっている。PS4の最大出力がフルHDなので、今まで表現できていなかった部分が表現できるようになったことで、今回の良い影響が感じれたのだと思われる。
これは明らかに違いを感じたので、おそらく誰でも感じれるメリットではないだろうか。PC版をプレイすれば、解像度の恩恵はさらに受けることができるはず。
⇨その後、PC版に移行しましたが、画質が格段に綺麗になりましたので、PS4版では、このモニターの性能を使いきれていません。
リフレッシュレートの体感
リフレッシュレートに関しては、実は今回変えたことの影響はあまり感じれなかった。俗に言う『ぬるぬるになる』という感覚は味わえなかった。PS4の場合、フレームレートが60FPSまでの出力となる為、一般的なテレビのリフレッシュレートである約30FPSでは全てを表現できていない。よって今回変えたことによるFPSの恩恵は、30FPSぐらいは受けているはずなのだが、相手の動きが途切れずに少し見えやすくなったかもしれないなーくらいの感覚なのが正直なところ。
色々なところで、60Hz→144Hzにモニターを変えた時の恩恵はかなり大きいと聞くので、次はそれを体験してみたい。
⇨現在はPC版でプレイしていますが、ぬるぬると動くようになりました。
視野が広くなるのはFPSにおいて有利なのか?
ウルトラワイドモニターにしたことによって、”視野が広くなって見えない場所が見えるようになる為、有利になる”とよく謳い文句になっているが、一体それはほんとうなのか???
実はあまり感じなかった。今まで見えていなかった部分が見えるようになっても、別に特別有利になるとか、個人的にアドバンテージは感じなかった。見えるようになるのは事実やけど、期待し過ぎるとガッカリすると思う。常に見えることに慣れてしまうとそれが当たり前になるのか、特に何か感じることはなくなるかな。ただ、曲面ディスプレイよる没入感や見易さは上がったのでプレイしやすくなったとは感じたかな。なので、僕が鈍感なだけで、視野角の広さも恩恵は受けれているかも知れないという説もあるかも知れない、どうなのだろうか。
モニターアームでデスクに固定がおすすめ
もしゲーミングモニターを導入したなら、絶対にモニターアームで固定することをオススメする。マジで世界が変わる。
なぜかって、めちゃくちゃデスクが広く使えるようになって、効率的になるから。これは、本当に驚くぐらいに変わる。
以前はモニター台を置くことで、その上にモニターを置けば、モニタースタンドによるスペースの圧迫感をなくせると考えていた。ふとした時にビジュアル的にモニターアームがかっこいいなと思って、Amazonのセールと重なったこともあり導入してみたら、ビジュアルよりも、むしろスペースが広く使えることにびっくりした。なぜ最初から使わなかったのかと後悔するくらい。可動域も十分で、前後、上下に十分動く。もう少し高く上がれば良いなとは思うが、現状でも十分な高さまであげることはできる。かなりオススメだ。
ちなみにゲーミングモニターをモニターアームで使う為には、VESAという規格に対応している必要があるので、必ず確認を
個人的には、Amazonベーシックか、エルゴトロンのモニターアームをオススメしたい
最後に
と言った感じで、LGのウルトラワイドモニターについて色々紹介させて頂きました
このLGのウルトラワイドモニターは、総じて、かなり満足
内容としては、APEXでどうだったかに言及していますが、それ以外のRPGやモンハンなどのアクションゲームをする場合にも映像がとてもキレイで、めちゃくちゃ見易くて、その世界感に没入し易いのでとても良い買い物やったと感じています。
ウルトラワイドってやっぱ良いよ。
参考までに、Youtubeにアップしているプレイ映像をのっけておきます。こちらを見ればどんな感じなのかを掴みやすいので、気になる方はチェックをしてみて下さい!
*クソプレイばっかりなので閲覧注意です!エンジョイしてるということで暖かく見守ってください。
ちなみにこのモニターのデメリットってないの?
もし、デメリットをあげるとすれば、
このアスペクト比に対応していないゲームがまだ割とあるということ。ちなみにPS4版のAPEXも未対応で現時点では対応していない。他にもRPGなんかも多い。その場合って、ただ引き延ばしただけの映像になったりするので、キャラクターが太って見えたりして、プレイ出来ないほどではないけど、なんだかなーと感じます。でも仕方ないけど。僕はRPGもプレイするので我慢してプレイしていますー。事前に調べておいた方が良いですよ!!!もう主流のアスペクト比なので、全てのゲームで対応して欲しいなと思いますね。
ということで、参考になりましたでしょうか?
実は最近ASUSのゲーミングモニターも購入したので、比較して感じたこともまたレビューできればと考えています。
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